運送会社がコスト削減をする方法は？おすすめの方法３つを紹介！

昨今では、ECの成長に伴って運送業界や物流業界が大きく成長しています。今となっては世の中のお買い物において必要不可欠のいわば『インフラ』的な役割を大きく担っているのです。


そのような状況の中で、多くの物流・運送会社さんは仕事が増えていっていますが、仕事が増えれば増えるほど『コスト』がかさんでくるという実態があるのも事実です。多くの運送会社の経営者さんは上手にコストを削減して利益を伸ばしたいと思っているのではないでしょうか。そこでこの記事では、

• 運送会社がコスト削減をする方法
  
  

について解説していきます。この記事を読むことで、より効果的なコスト削減のアイデアを得ることができますので、ぜひ参考にしてみてください！

運送会社がコスト削減をする方法３選！

トラックの利用をメインに仕事をする運送会社は、運送会社ならではの方法でコスト削減を目指すことができます。具体的には、『保険の見直し』・『車両燃費の見直し』・『アウトソーシング』です。一つ一つ具体的に説明していきます。また、運送会社においてどんなコストがかかるのかという前提を知りたい方は、かかるコストについてまとめた記事があるので、そちらをチェックしてから、コスト削減案について学んで見ることをおすすめします。

• 運送会社のコスト削減の前に知るべき【３つの盲点】売上アップの方法
  
  
  
  
  

保険の見直し

最初に、運送会社がコスト削減する方法としておすすめなのが、『保険の見直し』です。運送事業を開始すると必ず「貨物保険や自動車保険」への加入が必要になります。その事業を運営していく上で必要な保険のコストを削減をすることができれば会社にとては大きなメリットが得られます。具体的には、ケガの補償見直し・始期日の統一をすることです。



ケガ補償の見直しに関しては、ケガの補償である「人身傷害」「搭乗者傷害」を削除し「労災上乗せ保険」で同様の補償を付けることが有効です。労災上乗保険とは、ケガの補償です。労災上乗保険と自動車保険の人身傷害・搭乗者傷害は内容が重なってしまいます。労災上乗せの方でケガの補償をするのであれば、自動車保険のケガの補償は無くしても問題ありません。そうすることで、保険料が安くできるのです。



始期日の統一に関しては、トラックの保険の開始日を揃えていくことが有効です。通常、運送業に使う車両数台を同時に買う会社は少ないと思います。すると、保険の開始日（始期日）はトラック１台ごとにバラバラになります。しかし、保険の開始日を順次揃えていくことで、トラック５台であれば全ての車両が３％割引となり、保険料を安くできるのです。



運送会社においてトラックにかける保険というのは、『命綱』ようなもので必要不可欠なものです。しかし、実は今現在結んでいる保険を見直し、上手く契約することでコストを削減することができるのです。まずは、今御社で結んでいる貨物保険や自動車保険をよく見てみましょう。もしかしたら、上手に安くできる部分があるかもしれません。

車両の燃費の見直し

次に、運送会社がコスト削減する方法としておすすめなのが、『車両燃費の見直し』です。毎日走り続けるトラックですが、その分もちろんガソリン代もかかってきます。このガソリン代の違いは、一日一日で見ると数百円〜数千円の違いですが、長期スパンで見るとかなりの差が出てきます。このトラックの燃費を見直すことで会社の経費を減らすことができる可能性があります。具体例をみていきましょう。



大型トラックの平均燃費はガソリン１リットルあたり約４キロメートルと言われています。そして、燃料タンクの容量は２００〜４００リットルと言われているので、その平均値をとって３００リットルとします。すると、大型トラックはガソリン満タンで走り始めた場合、平均で約１２００キロメートル走る計算となります。



もし、皆さんの会社のトラックが燃料タンク３００リットルを持っており、ガソリン１リットルあたりの走行距離が約３.５キロメートルの場合、そのトラックは１０５０キロメートルしか走りません。同じ容量の燃料を買っているのに、１５０キロメートルも損をしてしまうのです。ガソリン１リットル１２０円とした場合でお金の換算すると、１２０円 × １５０キロメートル = １８,０００円となります。



１リットルあたりの燃費が０,５キロメートル違うだけで、一度の給油で平均して約１８,０００円の損をしてしまうことが分かりました。月に１０回給油をすると１８万円の損となり、年間で２１６万円の損失となるのです。塵も積もれば山となるという言葉がありますが、まさにその通りで、このトラックの燃費というのはバカにできません。もし皆さんが所有するトラックの燃費が明らかに低い場合は、買い替えを検討することをおすすめします。

アウトソーシング

最後に、運送会社がコスト削減する方法としておすすめなのが、『アウトソーシング』です。アウトソーシングとは『業務委託』ともいうことができ、現在皆さまが受け持っている事務作業や日報の記録作業などを他の会社などに委託することです。アウトソーシングをすることによって、金銭的コストカット・時間的コストカットを図ることができます。



金銭的コストカットは、事務作業を事務員にかかる人件費を削減することができるという点です。事務員を雇っている場合、その人に対する給料だけでなく、交通費や福利厚生費などもかかりとても高額です。その事務作業をする人員を雇わずに事務作業をアウトソーシングした場合、事務員の給料よりもはるかに安く事務作業を終わらすことができ、また交通費や福利厚生費などの追加費用もかかりません。



時間的コストカットは、いうまでもなく、運送会社業務において大半を締める事務作業の時間を削減することができます。言い換えれば、事務作業をアウトソーシングをすることによって他の業務に費やす時間を買うことができるのです。社長や社員が事務作業をやらない分、営業活動に時間を割いて売上を向上させることができたり、管理活動に時間を割いて品質を向上させることができます。



アウトソーシング（業務委託）は、運送会社のコストを削減する上でもっとも簡単でコストパフォーマンスが良い方法と言えるでしょう。実際にアウトソーシングを利用して、売上を大きく伸ばすことのできている運送会社がここ数年で増えてきています。この風潮に遅れないように皆様もアウトソーシングの導入を検討してみてはいかがでしょうか。



実際にコスト削減案として「アウトソーシング」を導入した企業の事例を紹介した記事があるので、ぜひチェックしてアウトソーシングの具体的なイメージをしてみてください。

• 運送会社がコスト削減で「アウトソーシング」を導入した結果【事例を紹介】
  
  
  
  
  

運送会社の事務アウトソーシングはトラウケで！

トラウケは、運送企業・物流企業の事務作業に特化した業務委託サービスを提供しています。具体的には、『日々のデータ入力』・『高速料金確認』・『請求関連業務』などをアウトソーシングすることができます。



運送・物流業界に特化した知見も持ち合わせ、アウトソーシングによって皆様の会社のコスト削減のサポートをいたします。２４時間・無料にて資料請求をすることができますので、お気軽にお問い合わせください。